- フクロモモンガって癌になりやすいの?
- フクロモモンガが癌になるとどうなるの?
- フクロモモンガの癌の治療法は?
こんにちは!
私は2013年よりフクロモモンガと生活している、飼育歴10年ママです
現在は、最年長10歳のみるくちゃんを筆頭に8匹のフクモモちゃんと生活しています!
このブログは10年以上の経験をもとに、情報発信をしています✨
フクロモモンガは本来丈夫な生き物で癌にはなりにくい
フクロモモンガは本来丈夫な生き物で病気にはなりにくいとされています。
しかし、人間と同じでフクロモモンガも高齢になると病気にかかりやすくなり、癌になる個体もいるでしょう。
フクロモモンガの癌は発見されにくく手遅れになっている場合や、突然死になることも
癌だけでなくその他の病気の発見自体が遅れたり、発見されずに突然死になることも少なくありません。
専門医が居ない動物病院だと詳しく検査ができずに発見されにくいということもあります。
また、あんなに小さい体なので進行もあっという間です。
どの程度かというと、全身癌になったフクロモモンガの精密検査を、2週間後にネット予約したら、すぐに病院から、「フクモモは進行が速いので今週中に来てください」と連絡が着ました。
1週間でも相当進行するということです。
フクロモモンガが癌になった場合の治療法はない
フクロモモンガが癌になった場合、残念ながら根本的な治療法はありません。
進行をできるだけ抑える処置を行うことが多いです。
犬や猫、小動物でもウサギやフェレットは治療できても、フクロモモンガは難しい。
悔しいですが、これが現実です。
フクロモモンガが癌になった場合の外科的手術はハイリスク
機材がフクロモモンガに合うサイズがないと手術は難しいです。
手術が行えてもそれが原因で寿命を縮めてしまったり、QOLの向上程度にしかなりません。
手術は、心拍を確認するモニターが取れず、医者の感覚にかかってきます。
ただでさえ癌に浸食された体なのに、手術は相当な負担です。
モニターも取れなければ変化がすぐにわからず、何かあった時の処置が遅れる可能性があります。
また、血管が超細いため、採血ですら難しくルートも取りにくいです。
もちろん、大量出血を起こした場合、止血をするのも一苦労。
そもそも、麻酔に耐えられる体じゃなければ、そのまま目を覚まさないこともあります。
フクロモモンガの癌の手術はそれだけハイリスクなのです。
癌の進行を抑える薬を服薬
フクロモモンガに抗がん剤は基本使いません。
効果が期待されないのか、逆に効果がありすぎて毒なのか詳しくは不明です。
なので、進行を少しでも抑える薬を服薬するのが基本です。
私の全身癌になったフクロモモンガは消炎剤を処方されました。
腫瘍が小さくなることがあるらしく、私のフクロモモンガには効果的で目に見て分かるくらい小さくなりました。
しかし、気休め程度です。
ステロイド剤の効果は一時的で効果が切れると一気に悪化する
かなり進行すると、最終的にはステロイド剤を服薬します。
これの効果は抜群ですが、一時的で効果がなくなると一気に悪化し死に至ります。
フクロモモンガが癌になると短期間で悪化、死に至る可能性がある
発見が難しく、治療法は対処療法のみ。
その上進行が速いとなると、短期間で悪化し死に至ります。
できることは、おいしいものをたくさん食べさせることくらいです。
それだけでも、ちゃんとお別れできると思います。
体験談 全身癌になったフクロモモンガ
2022年8月 左下腹部のシコリが気になり、近くの病院へ
麻酔をし、シコリの中の組織を注射で抜き、薬をもらって経過観察
(腫瘍じゃなく膿の可能性が高いといわれた)
数週間後、シコリの増大が認められ、大きな病院へ転院をすすめられました。
2022年9月17日 精密検査
早急に受診してくださいと言われ、予約より1週間早く大きな病院を受診
麻酔をし、レントゲンやら採血やら精密検査を行う
一刻の猶予もなく、遠方のため、次回受診時に結果次第では手術を行うことを説明される。
2022年9月24日 全身癌で余命1カ月を宣告をされる
左下腹部のシコリは子宮の腫瘍で、右にも認められた
また、リンパ節への転移が認められることから悪性の可能性が極めて高い
両肺にも転移が認められた
全身への転移が認められ、手術はリスクが高すぎるため、できないことはないが強く勧めることはできないと言われ、対処療法による延命治療をすることを決断。
消炎剤の服薬がスタート
2022年12月 病状の悪化、死を覚悟
消炎剤の効果で小さくなっていた腫瘍が、体を突き破って表面に現れ始める
ステロイド剤服薬スタート
2023年1月 ステロイド剤のおかげで元気になる
無理だと思っていた新年を迎える
ステロイド剤の効果で元気になり、食欲もアップ!
奇跡的に助かるんじゃないかと思う
2023年2月4日 急変
いきなりステロイド剤の効果がなくなり、顔がむくみ、弱る
(顔のむくみは癌の影響でおしっこが出なくなったため)
2023年2月5日19時半頃
虹の橋を渡りました。
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